街の至る所で目にする『屋外広告』ですが、<効果測定>の難しさという大きな課題があります。屋外広告の管理・運営において先行している欧米では、既に屋外広告の効果測定の基準ができています。日本でも広告代理店・組合・関連企業が中心になって独自の基準で効果測定の仕組みづくりが進められていますが、欧米とはそもそも管理・運営方法も異なる為、まだ道半ばの段階です。
今回は、インターネット調査を通じて皆様の『屋外広告』に対する意識及び動向を調査しました。今後の『屋外広告』の在り方を考える上で重要なヒントになればと思います。ぜひ参考にして頂ければ幸いです。全3回でお送りします。今回は1回目です。
Q1,あなたは、建物・ビルの屋上や壁、電柱やお店などの看板広告、駅や電車・バス内の交通広告といった「屋外の広告」を意識して見る方ですか?
屋外の広告を見ると答えた人は暇つぶし程度に見る人を含めると約80%。その内、
「意識してみる」・「興味をひかれるものがあれば見る」と答えた人は約50%。
いかに興味をひくような・目をひくようなビジュアルにするかが重要となってきます。なんとなく見ている方、あまり意識をしている方がいないなかでは、まず、いかに視線を向けてもらうかはとても重要になります。屋外の広告であれば、もちろん景観への配慮が必要ですが、そのルールの中ででもしっかりと目を向けてもらえるクリエイティブを考えることが重要ですね。
Q2 次のような屋外の広告物のうち、あなたが普段、よく見かけるものはありますか?
屋外広告の中でどのような種類が普段よく見かけられているのかをたずねたところ、
「電車内やバス内の車内広告」が67.2%と最も多く、2番目が「駅構内やバス停の広告」で48.9%、次いで、「建物・ビルの屋上・壁などの看板広告」が45.1%という結果となりました。現在増え続けている「屋外ビジョン・屋外液晶メディア」は以外にも4番目でした。こちらの調査は一都三県を対象としているのもあり、都市型の生活者の回答といえるかもしれません。
Q3 駅や電車内のポスターやサイネージ、道路沿いの看板、街中にある大型液晶モニターなどの屋外広告スペースに出ている広告を見たあと、そこに出ている商品やサービスについて印象の変化
商品やサービスを屋外広告で目にした後の印象の変化についてたずねたところ、
最も多かったのが「興味がわく」の33.3%、「その他」・「特にない」を除いても「面白い」、「親しみを感じる」、「信頼性が増す」など肯定的な印象の変化が全体の70%以上という結果になりました。3割の人には興味喚起につながっているというのはとても効果が高いといえるのではないでしょうか。
今回は以上となります。あと2回に分けて下記のアンケート項目について結果をみなさんにお知らせしたいと思います。2回目以降でご案内予定の質問項目は下記です。
▼Q4. 屋外広告を見ない理由は?
▼Q5. 屋外広告を見た後にとった行動は?
▼Q6. 行動をとった商品やサービスのジャンルとは?
▼Q7. 屋外広告についてあなたの考えに近いと思うものは?
▼Q8. 最近見た屋外広告で印象に残っているものは?
▼Q9. 話題になった屋外広告に対してとった行動は?
▼Q10. 屋外広告を“ひとこと”で表すと?
一足に先に結果をダウンロードしたい方は下記からデータ取得の申請をして下さい。
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