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集客につながらない看板に共通する5つの判断のズレ ─ なぜ多くの屋外広告は「見られて終わる」のか

Posted by 大住 浩章 on 2026/01/05 9:00:00 JST

看板は「出せば効く」ものではない

 

屋外広告や看板は、「一度設置すれば長く使える」「デジタル広告より安心感がある」
といった理由から、今も多くの企業や店舗で選ばれています。

一方で実際には、

・出してみたが手応えがない

・効果が分からず、次の判断ができない

・なんとなく続けているが成果が見えない


といった状態で終わっているケースも少なくありません。

それは、屋外広告という媒体が悪いからではありません。
多くの場合、判断の前提や設計の考え方にズレがあることで、
本来の力が発揮されていないだけです。

 

この記事では、屋外広告・看板が集客につながらなくなるときに起きやすい共通の「判断のズレ」を整理します。個別の成功事例ではなく、「なぜそうなりやすいのか」を理解するための記事です。

 

サムネ屋外広告成果への5つのズレ


 

1|「立地が良い」という言葉を、そのまま信じてしまう

 

立地が良い (1)

 

看板の検討で、最初に出てきやすいのが、「ここは立地が良い」という判断です。

 

・人通りが多い

・駅前で目立つ

・大通り沿いだから見られる


どれも間違いではありません。
ただし、その言葉の裏にある前提が整理されていないと、
判断は感覚頼りになってしまいます。

重要なのは、

 

・誰が

・どの方向から

・どの時間帯に

・どんな状態で通過しているのか


まで考えられているかどうかです。

たとえば、

・通勤者が足早に流れていく場所

・信号待ちがほとんど発生しない道路

・視線が前方に固定されやすい交差点


これらは人は多くても、情報が残りにくい環境です。

立地は「良い/悪い」で決めるものではなく、目的と行動導線に合っているかどうかで見るべきものです。

 

なお、こうした判断を感覚だけで行わず、位置情報データをもとに主要導線や通過特性を把握する手段として、Location Navigator のような分析サービスを活用する考え方もあります。

主要導線の把握・立地判断をデータで補助したい方へ
位置情報データを活用し、エリアの主要導線や通過傾向をもとに掲出候補を検討できる Location Navigator の概要はこちら。
Location Navigatorを見てみる
※「駅前だから」「大通りだから」といった印象だけでなく、通過特性の整理に役立ちます。

 

 

2|「見えること」と「伝わること」を同じ意味で捉えている

 

見えること伝わること (1)

 

看板は確かに目に入ります。
しかし、「見えた」と「意味が伝わった」は別です。

 

集客につながらない看板では、

・情報量が多い

・文字が小さい

・読ませる前提の構成になっている

といった傾向がよく見られます。

 

屋外広告は、

・移動中

・別のことを考えている

・数秒以下の接触

という条件で見られるメディアです。

 

そのため重要なのは、どれだけ書いたかではなく、
一瞬で何が残るかという設計です。

「全部伝える」よりも、「何だけ残すか」を決められているかどうかが、
成果を大きく左右します。

 

 

3|「誰に向けた看板か」が曖昧なまま進んでいる

 

誰に向けた看板か.pdf

 

集客につながらない看板の多くは、
ターゲットが「通行者全般」になっています。

 

・地域の人

・できるだけ多くの人

・老若男女


この考え方自体は自然ですが、表現設計に落とし込むと、
どうしてもメッセージがぼやけます。

 

一方、成果が出やすい看板では、

・その道を日常的に使っている人

・特定の時間帯に通る人

・その瞬間に抱えている目的や気分

まで意識されています。

 

看板は「広く見せる」ことはできますが、「広く刺す」ことはできません。

誰に向けたものかが決まって初めて、言葉・トーン・情報量が定まるのです。

 

 

4|看板を、検索やWeb行動と切り離して考えている

 

WEB上の行動と切り離して考えているズレ4.pdf (1)

 

現在の生活者は、看板を見てすぐ来店するよりも気になったら検索する

という行動を取ります。

にもかかわらず、

 

・看板とWebの内容が一致していない

・店名やサービス名が検索しづらい

・Googleマップ上での見え方が考慮されていない

といったケースは少なくありません。

 

看板は来店を完結させる媒体ではなく、次の行動につなぐための起点です。

検索・マップ・口コミとつながらない看板は、途中で役割を失ってしまいます。

 

 

5|効果を「分かりやすい数値」だけで判断しようとしている

 

★The_5_Sign_Strategy_Gaps.pdf

 

「効果が見えない」という不安から、分かりやすい数値だけで判断しようとするケースも増えています。

 

もちろん、数値は重要な判断材料です。

ただし屋外広告の価値は、

 

・繰り返し目に入る

・無意識に記憶される

・街の風景として認識される


といった、短期の数値には表れにくい部分にもあります。

数値が出ない=意味がない
と捉えてしまうと、評価そのものがズレてしまいます。

 

 

6|集客につながらない看板に共通すること

 

ここまで見てきた判断のズレに共通するのは、
「どんな行動を生みたいのか」が整理されていないことです。

 

・見られることが目的になっている

・出すこと自体がゴールになっている

・他社もやっているから、という理由だけで進んでいる


この状態では、看板は広告ではなく「設置物」になってしまいます。

 

では、判断に迷ったとき、最初に整理すべき3つのこと

屋外広告で失敗を避けるために、特別なノウハウは必要ありません。

 

まずは、

  1. 誰に向けて

  2. どんな状況で見られ

  3. その後、どんな行動を期待するのか

この3点を整理することです。

ここが定まれば、立地の見方、イズの考え方、現の取捨選択は、自然と決まっていきます。

 

 

7|まとめ:「出す前の整理」が、結果を大きく左右する

5つのズレ.pdf

 

屋外広告や看板は、簡単にやり直せる施策ではありません。

だからこそ、「出すかどうか」より前に、
その判断は整理されているかを確認することが重要です。

看板ありきではなく、考え方から整えることで、多くの遠回りは避けることができます。

 

屋外広告や看板の検討で、「この立地で本当に合っているのか」「判断の整理がついていない」と感じることは少なくありません。

看板サーチでは、掲出ありきではなく、立地・導線・伝え方の考え方を整理するところからご相談をお受けしています。

 

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Topics: 屋外看板広告, プロモーション

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