屋外看板サーチを運営する株式会社オリコミサービスが新聞折込チラシ配布の場合の金額や準備手順、注意点についてご案内。オリコミサービスは新聞折込広告を日本で初めて事業化した会社です。
本記事では弊社での食品メーカーさま流通支援施策の事例について、実施までの経緯、内容、そして反響までをご紹介させて頂きます。「売り場」というフィールドに人を集める販促手段として、今一度新聞折込チラシを検討頂くきっかけとなれば幸いです。
■経緯概要
初動の課題として大きく下記の2点があげられていました。
①従来のマスでの施策に対する懸念
それまで継続して実施していたマス広告を使った商品PRが、果たして実際に生活者の直接的な店舗流入に寄与しているのか。
②一般的なデモグラ分析による配布エリアに対する懸念
対象となる商品・サービスの顧客特性の分析に基づいたエリアと、流通の現場が想定している「店舗商圏というエリアの考え方」は合致しているのか。
上記の懸念点を元に、流通の現場とすり合わせたところ、
「メーカー想定のユーザー像が必ずしも流通の現場にフィットするわけではない。」
という結論に至り、流通側の意向に沿った施策への運びとなりました。
■施策内容
プランニング方法
①販売チャネルを中心とした商圏の設定
商品販売の注力店舗を流通側から選定してもらい、各チェーンごとの商圏(距離圏)にかかるエリアをくまなく選定しました。いわゆる代理店的なデータに依存したプランニングの発想とは真逆といってもいいかもしれません。
②タッチポイントの設定
クリエイティブ、商品購入後のレシート、アプリでのクーポンの発行、店頭でのタッチポイント作りも併せて実施いたしました。
・各チェーン取り組み内容
・配布イメージ
■レスポンス
結果として、マス広告のような「面」での訴求ではなく、絞り込んだエリアでの実施にも関わらず、全国TVCM投下時と同等の売り上げ拡大となりました。(TVCM投下時・売上25%増、新聞折込投下時・売上31%増)
コロナ禍における在宅需要の追い風もあったとはいえ、新聞折込広告が商品の実売に大きくコミットすることが実証され、高い評価を得ることが出来ました。
■総括
・施策の設計自体が極めてシンプル且つ、「エンドクライアントを主役」に考えた方向性が高い評価・効果を導き出した。
・クリエイティブやクーポンの発行、店頭でのタッチポイントの設計といった、メーカー、流通、代理店各社の連携力の高い施策が成果へと繋がった。
冒頭の繰り返しとなりますが、流通・小売店、そして実際に商品を購入する生活者に寄り添った施策が成果に繋がった事例となりました。
流通支援施策はもちろん、新聞折込広告に関することであれば、なんなりとご相談ください。
また、下記リンクより、各都道府県別の新聞折込チラシ世帯カバー率をダウンロードできます。
配布エリアご検討の際にご参考頂ければ幸いです。
新聞折込の基本情報については下記の過去記事も併せてご参照ください。
折込チラシが見られている時間帯~実際に買い物をする時間との関係は?
折込チラシはどの曜日に入れたらいい?~最新データによる業種別の傾向~